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オォゥ…ハセツ…。 第五話あとがき

色々、あったな・・・。」byスタスク(マイ伝)

というわけで、プライベートで色々ありましたが、なんとかこちらへ戻ってこられました、カンダタです。

一時は本気で創作活動なんて辞めてやる!!なんて嘯いていた時期もありましたが皆様の温かいコメントに支えられ、戻ってこられました。くどいようですが本当に有難うございました。

さて、今回のエオラですが前回の終わり方から何となく展開を予想出来た方もいると思います。そして予想通りに最悪の結末になってしまったわけです。
最近僕はなんとなくモンハンの世界観を掴む為にオフィシャルで出ている小説にも少し手を出しているのですが、それを読んでいて気になった点が一つありました。

それは流血描写が殆どない、もしくはあったとしてもかなり簡略化されているという点です。
対象年齢の問題もあるとは思うのですが、モンスターハンターというモンスターを狩り、その命で自身の命を紡いでいくという世界観のゲームなのに、余りに過度な表現は例外として「死」を匂わせるような表現が成されていないのはおかしいのではないであろうか。
そこを表現せずに、ただ仲間と一致団結してモンスターを倒す、そしてハイモンスターを退治しました。やっぱ仲間はいいなぁというだけではモンハンを題材に物語を作る必然性が感じられないと思ってしまうのは僕だけでしょうか。(好きな方は申し訳ありません。)

重い話ばかりで申し訳ないですが、僕の物語「エオラ」ではこれからも流血描写が度々登場すると思いますが、それでも御付き合い頂ければ幸いです。

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“エオラ” 第五話  血染めの雪 後編

「いいか、決して忘れるでないぞ。」
オババの声が重々しく二人の耳に響いた。
その時ササメは大声で泣きじゃくり、ハセツは隣りでただじっとうつむいていたと思う。
「イムカはお前たちを助けようとして死んだ。これからお前たち二人はイムカの分まで生きなければならない。とても辛いことであるがしっかり肝に銘じておきなさい。」

それはいつのことだったかササメは思い出せなかった。
気が付いたらその時の忌々しい記憶が蘇り、恥も外聞も捨てて取り乱しながら走っていた。
もちろん人間の足で振り切れるような相手ではない。あっという間に大顎に追いつかれ、その戦鎚のように重々しく鋭い爪が生えた腕を振り下ろそうとしていた。

「もう駄目だ。」
彼女が覚悟した時、突然人影が割って入りササメを押しのけた。そして次にササメが見た光景は、宙を高く舞い、真っ赤な血飛沫をルビーのように真っ赤に瞬かせる人影の姿だった。
一瞬時間が止まったように見えたが、すぐにその残酷な現実に引き戻されることになった。
「・・・ハセツ!!」

突然脇から飛び出て来た二本足(人間のことと思われる。)に驚きながらも、食える肉がもう一つ増えたことを理解し、吹っ飛ばした片割れに駆け寄る二本足に向かおうとしたら、再び脇から黒い小さな影が飛び出してきた。最もそいつはノロマな二本足共とは違い、鼻っ面にしがみ付いてきたかと思うと、そのまま爪や牙を力一杯突き立ててきたからたまらない。余りの痛みに慌てて振りほどくと小さなアイルーが翡翠色の瞳を零れんばかりに見開き、全身の毛を針のように逆立て、二本足の言葉でこう啖呵を切っていた。
「逃げたいのはヤマヤマだけど、デカイ奴には喧嘩を売りたくなるタチなんでね!!」

「ハセツ、大丈・・」
慌ててハセツに駆け寄ったササメであったが、凄惨な光景を目にし言葉を失ってしまった。
幸いと言うべきか、脇腹に盾を仕込み辛うじて即死を免れることを出来たが、盾は真っ二つに裂け、脇腹には深い爪痕がパックリと口を開け赤黒い血が流れ出て雪を赤く染め、傷口からはうっすらと脂肪が見えていた。

「ササメ、怪我・・・無い?」
そんな状態にも関わらず、青白くなった唇をゆっくりと動かし虫の羽音の様に小さな声でハセツは呟いた。
ササメは一瞬耳を疑ってしまった。
こうなってしまったのは全て私の所為なのに、自分だってこのままだと死ぬかも知れないのにどうしてこの子は恨みごと一つも言わずに私の心配なんて出来るの?
自身の余りの情けなさ、そして無力さに打ちひしがれ挫けそうになりつつも、こうしている間にもバッケが時間稼ぎをしてくれているから一刻も無駄には出来ない。ハセツを抱えようとしたその時、
「危ない!!」
バッケの叫び声が響いたかと思うと、大顎の巨体が二人に迫ってきた。二人は堪らず崖へ投げ出されそうになるが、間一髪ササメがハセツの左腕を掴み、両足をなんとか崖の縁に引っ掛けて落下するのを防げたが、こんな状態では二人とも落ちてしまうのは時間の問題であろう。崖下では雪解け水が濁流となり唸りを上げていた。

「早く離して、二人とも落ちちゃう・・・!」
「そんなこと出来るわけないじゃない・・・!」

ササメが引き上げようとすると、大顎が崖から宙吊りになっているササメ達に気付いた。バッケには目もくれずに突進していく。
「不味い!!」
バッケが間髪入れずにポーチから閃光玉を取り出し、大顎の眼前へ投げつけた。

辺りが突然昼間の様に明るくなったかと思うと、右腕に激痛が走った。そしてその直後に今まで感じていた重みが消えていた。嫌な予感がしたが決して何が起こったかは想像したくなかったが、しかしそのしたくないことが現実に起きてしまっていた。
その後ハセツが目にした光景は谷底へ吸い込まれるように落ちてゆくハセツの姿。隣りではササメの腕に突き立てたと思われるナイフも一緒に舞っていた。
その顔は信じられないように穏やかで、一瞬口を動かし、何か語りかけているように見えたが、はっきりと確認できないまま彼女は濁流へと消えていった。

視覚として認知出来たが、脳が情報を処理できなかったというのはこういう事を言うのかどうかは判らない。ササメは一瞬何が起きたか理解出来なかったが、すぐに例えようのない怒りが彼女のなかで込み上げてきた。
「殺してやる・・・!」
すぐさま体勢を立て直すと、目潰しを喰らい立往生している大顎の柔らかい喉に向かって全身の力を込めて剣を突き立てた。剣を抜くと噴水の様に真っ赤な血が辺り一面に飛び散った。
獲物の思わぬ反撃に逃げようとする大顎であったが、それはすぐに永遠に叶わぬ夢であることを悟る。ササメが大顎の背中に馬乗りになると、そのまま力任せに剣を何度も何度も振り下ろした。
「ササメ、もう良い!」
バッケが制止しようと駆け寄るが、死に物狂いで暴れまわる大顎の尻尾に直撃、そのまま岩壁に頭をしこたまぶつけ、気絶してしまった。

「返せ、返せよ・・・。」
どれ程気を失っていたであろうか。何か肉を切り刻むような音にバッケが目を覚まし、ササメの元へ駆け寄ろうとしたとき、何かが足に当たった。何かと拾い上げてみるとバッケはわが目を疑った。
それはさっきまで二人に襲いかかっていた大顎の眼球だった。それだけではない。よくよく辺りを見渡すと大顎の肉片が辺り一面に飛び散り、中央では既に息絶え、原形を殆ど留めていない大顎の頭部になをも返せ、返せと取り付かれたように呟きながら剣を突き立てるササメの姿があった。

「止めるんだ、ササメ。そいつはもう死んでいるよ。」
バッケが諭すようにそっと話しかけると、ササメがゆっくりと顔を上げた。身に着けているマフモフシリーズは返り血で赤黒く染まり、右手に握られていた剣身は折れて元の半分程の長さになり、左手には素手で抉り取ったであろう、瞼の肉と一緒に眼球が握られていた。
「ねぇ、どうしてこんなことになったの?」
暫しの沈黙の後、ササメが少し震えた声でやっと口を開いた。
その瞳には戸惑いや後悔、そして恐怖が混ざり合っているようにバッケには見えた。
「それは・・・。」
バッケが喋ろうとした時、それを制止するようにササメが堰を切ったように喋り始めた。
「皆私の所為なのに、私がこんな依頼引き受けちゃったのに、私があのとき逃げちゃったからなのに、私がもっと早くあの子を連れて逃げればよかったのに、どうしてあの子が死ななきゃいけなかったの!?どうして私なんか助けたのよ!?皆私の所為なのに、どうして、どうしてなのよ!?」

ササメはそのまま倒れ込むように雪原に横たわると、拳を地面に何度も何度も叩きつけながら泣き叫んだ。
その泣き声は何時までも何時までも夜のフラヒヤ山脈へ響いた。

リアルナバルデウス

御久し振りです、カンダタです。

仕事が忙しいのは相変わらずですが、なんとか生きておりまする。
今現在も仮眠から目を覚ましてこの記事を書いている所です。

最近また古生物ネタで面白いものが見つかったのでご紹介したいと思います。(いつも思うが、このシリーズ需要あるのかなぁ・・・。)

今回南米はペルーで発見された新種のクジラ、その名もズバリ
レヴィアタン・メルヴィレイ( Leviathan melvillei)
記事はコチラ。

属名の「レヴィアタン」はファンタジー物で御馴染のあの海龍から。
種名の「メルビレイ」は『白鯨』の作者、ハーマン・メルヴィルに由来するそうです。

今のところ頭骨しか発見されていないらしいそうですが、現在のマッコウクジラとは違い両顎に戦鎚のような歯がズラリと並び、この歯で他のクジラを捕食していたそうです。

最近古生物関連のニュースを見ててもあまり「コレだ!」というのが無かったのですが、久し振りに面白いものが見つかったのでいつかブログで紹介したいと思っていたので、やっと思いが叶ったと言ったところです。

え~でんで~じゃん、ばらぶぅ~もぉれ~♪

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カンダタ

Author:カンダタ
雑記やらその他諸々ごった煮ブログになると思います。

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出身地:西日本のどっか
モンハン占いではイャンガルルガになりました。
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